国立大学法人京都大学(所在地:京都市左京区吉田本町、総長 湊 長博|以下「京都大学」)と株式会社堀場製作所(本社:京都市南区吉祥院宮ノ東町、代表取締役社長 足立 正之|以下「堀場製作所」)は、包括連携の取り組みとして推進する学内公募型共創研究「HONMAMON(ほんまもん)共創研究」注)の採択テーマが決定したことをお知らせします。
京都大学と堀場製作所は2023年10月に未来社会の共創に向けた包括連携協定を締結しました。協定締結後の最初の取り組みとして学内公募型共創研究「HONMAMON(ほんまもん)共創研究」を創設し、京都大学学内の研究から革新的・独創的な基礎研究を対象に公募を行いました。厳選なる審査のうえ、将来の分析・計測・制御技術革新につながる可能性を持つ5件の共同研究テーマを採択しました。
採択テーマにはそれぞれ堀場製作所およびそのグループ会社から共同研究者を指名し、京都大学の研究を支援していきます。今回採択した「HONMAMON(ほんまもん)共創研究」を通して、技術革新をグローバルにリードする基礎研究者や若手研究者の人材育成を図り、より良い未来を創るほんまもんの技術を育て、次世代の分析・計測技術の創出と社会実装をめざします。
注)京都大学と堀場製作所が包括連携協定を締結 これまでの縁(えにし)を踏まえ「HONMAMON共創研究」で未来を拓く
HONMAMON(ほんまもん):ほんまもんとは関西弁で本物(ほんもの)を意味する言葉。創業者である堀場雅夫は「本物(ほんまもん)」は時代を重ねてもその価値が一流であり、人の心に触れて感動やひらめきを与え、揺るぎない信頼をもたらすと考えて、ほんまもんの技術開発にこだわりました。堀場製作所では、ほんまもんの意味を「心をこめてより良いものを追い求めつづけた先に生まれる、唯一無二の価値」と捉え、創業者のおもいを継ぐ言葉として大切にしています。
【採択テーマ一覧】
応募者氏名 |
役職 |
所属 |
採択テーマ |
共同研究者/所属 |
井上 卓也 |
助教 |
工学研究科 |
高効率・狭発散角赤外光源の研究 |
粟根 悠介/ |
霜降 真希 |
特定研究員 |
工学研究科 |
ナノスケールの熱輸送計測制御
|
田邉 裕貴/ |
石井 良太 |
助教 |
工学研究科 |
深紫外顕微分光計測の追求 |
山本 知己/ |
門 信一郎 |
准教授 |
エネルギー理工学研究所 |
フュージョンエネルギー確立を目指したプラズマ発光の可視化に関する研究 |
宮岡 拓実/ |
白井 理 |
教授 |
農学研究科 |
高性能小型イオンセンサ電極の研究 |
辻 皓平/ |
<本件のお問い合わせ先>
国立大学法人京都大学 成長戦略本部
担当:谷村、櫻井
Tel:075-753-7763 E-mail:oi-horiba@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp