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【研究助成公募 採択課題決定】 『エクソソームの医療応用への挑戦:新たな治療薬を患者さんへ届けるために』研究助成採択者決定のお知らせ

『エクソソームの医療応用への挑戦:新たな治療薬を患者さんへ届けるために』研究助成採択課題決定のお知らせ

 当機構は、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社と医学研究科「医学領域」産学連携推進機構との共催で、エクソソームを活用した新しい創薬研究に関するアイデアをいち早く支援し、本学から生まれる多くの成果を実用化するための研究助成学内公募『エクソソームの医療応用への挑戦:新たな治療薬を患者さんへ届けるために[募集期間:2020年11月20日(金)~2021年1月5日(火)]』を実施いたしました。 学内の先生方より、エクソソームによる治療薬研究、エクソソームの工業化技術研究に関連する、いずれも大変優れた研究提案をご応募頂きました。ご尽力いただきました先生方には心より感謝申し上げます。

 応募総数12件(課題)の中から、ベーリンガーインゲルハイム、当機構及び医学研究科「医学領域」産学連携推進機構から選出した選考委員による厳正な選考の結果、以下の3件を採択させていただき、100万~200万円の研究助成を行うことになりましたのでお知らせいたします。

採択課題一覧

氏名(敬称略)※50音順 研究テーマ 所属 職位
黒田 隆 Gel Carrier with Exosomes Secreted from Human-Induced Pluripotent Stem Cell-Derived Mesenchymal Stem Cells For
Osteonecrosis of the Femoral Head
感覚運動系外科学講座 整形外科学 講師
高谷 光 Large-scale and convenient exosome production by high-purity microwave-induced cellular secretion

化学研究所 附属元素科学国際研究センター

准教授
村瀬 一典

Biomedical application of bacterial extracellular vesicles; as multifunctional delivery platforms

医学研究科 微生物感染症学

助教

 

 

 

 

 

 

 

 共催頂きました日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社は、本学構内にベーリンガーインゲルハイム・ハブを2016年より開設し、産学の連携強化や人材育成などを目的とした数々の啓発活動を本学と連携して行ってきました。エソソームの研究は近年大きな盛り上がりを見せており、アカデミア研究者だけでなく、製薬企業研究者も最先端の研究に大きな関心を寄せており、本取組みが今後、本学においてエクソソーム研究のさらなる発展と、その医療応用を目的とした事業会社とのパートナーリングや起業活動の促進といった社会実装に向けた活動へと繋がることを心から期待しています。

なお、当機構では日本ベーリンガーインゲルハイム社と共に今後も様々な研究テーマにおいて同様の取り組みを行ってまいります所存ですので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

本ニュースに関する問い合わせ先

京都大学オープンイノベーション機構 事務局
exosome-kyodai@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp